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久しぶりのクラシックネタです [音楽]

ちょっと面白い楽器の動画を見つけたのでご紹介

http://www.youtube.com/watch?v=VFZ0HHMIMn0

「ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラ」という楽器です。

コレ、肩から紐でぶら下げて弾くんですが、弁当売りみたいです…
ヴィオラを大きくしたような楽器でチェロの音域をカバーしているので、
弦は緩めに張ってあります、だから音が柔らかい!

iPodTouchに入れて毎日通勤のお供にしています。

ちなみに僕がiPodにいれているのは、このヒトの演奏ではなく
「寺神戸亮」さんという日本人の演奏家のものです。
留学時代にお世話になった人でもあります。
(高いワインを何度もご馳走になりました~!)

一度聞いてみてくださいね。
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やすらげない「やすらぎ」ってナニ? [音楽]

先日ウチの職場で「やすらぎコンサート」なるサロンコンサートがありました。
ちょっと仕事抜けて(よく抜けるんですけど…笑)聴きに行ってきましたが、

「や、やすらげない…」(爆!)
普段メンテナンスしていないピアノは仕方ないにしても、
ヴァイオリンのアナタ、チューニング丁寧にやりなさいよ!
開放弦がズレている弦楽アンサンブルなんて
音程ムチャクチャに破綻するに決まってるじゃん。
チューニング聴いただけでストレスになるのがわかって
そそくさといやいやながら仕事に戻りました。

演奏者がプロじゃないにしても、通りすがりのひとが聞くにしろ、
100%本気で挑まなきゃイカンのです、音楽というものは…
アマチュアでも真剣味のないアマチュアはダメ、
プロ水準は求めないけれども気持ちはプロもアマチュアも同じであって欲しい。
っていつも思うんだけれども、ストイックなのかしらん?

と言いつつ、何年も人前で演奏していない自分が言えることなのかも???
自分も10月ころに某所でコンサートをさせていただくことになりました。
復帰第一線が職場でのサロンコンサートって微妙な心境なんですけど…
あ、キーボードを担当してくれるひと探さなきゃ…(忘れてた!)
どなかた自薦他薦は問いませんのでご紹介ください。
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また音楽ネタですいません… [音楽]

最近、治療とかHIVとか本来のこのブログのテーマじゃなくて
もうひとつのテーマである音楽ネタが多くてすいません…

またYouTubeで面白いのを発見したので
紹介したくてたまらなくなってしまいました~。

http://www.youtube.com/user/JamesHowardYoung

かなりのクォリティです、真剣にやってます。
コレ、自分でも出来そうな気がしてしまうんですが、
多分(いや絶対に)無理でしょうね…
なめてかかってましたけど、聴いてみたらハマりました。

これまでの音楽ネタの趣旨とはちょっと離れていますけど、
気分転換やあまりクラシック好きじゃない方にも
楽しんで頂けるコンテンツかと思ってご紹介しますね。

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Bach その2 [音楽]

「え、その1なんてあって?」

ってことですが、以前の「因果な一曲」がその1だということで…(^.^)

あのブログを書いた後に何通かメール頂いて、
「他にもバッハの良い曲があれば教えてくださいね」
とリクエスト頂きましたので、何回かに分けてジャンル別にご紹介という
コーナーというか企画を勝手に立ち上げてしまいました(笑)

というかバッハ、駄作というものがほとんどなく(と僕は思っている…)ので
紹介しようと思ったら「全集買って下さい、1100曲くらいありますけど…」
っていう無責任な回答になっちゃうので、さすがに失礼かと(-_-;)

まず、これからのバッハ企画の前提知識としてコレを覚えておいてください。

 Bachの作品は 一般的には"BWV" という番号で整理されていて、その何番かによって
 カテゴリー別に仕分けされているんですね。(最近話題の仕分けとは違います!)
 普通の作曲家だと作品○○(Op.○○)っていうように書かれた順番で
 番号が振られているんですが、ちょっとかわってますね。
 ちなみにBWVとは"Bach-Werke-Verzeichnis" (Bach Works Catalogue)ということです。
 (ヘンデルもHWVというように同じような分類をされるときもあります。)

で、今回はチェンバロ協奏曲に絞ってのご紹介…

BWV1052から1065がチェンバロ協奏曲になります、
そのうち1052から1059までが1台のチェンバロ、
1060から1065が複数台のチェンバロ用の作品です。

バッハのチェンバロ協奏曲って元々チェンバロ用だったか怪しいのが多くて、
原曲は他の楽器のための協奏曲をバッハが自分で弾きたい、
自分の息子たちと弾きたいということで自ら再構成したものが多いです。
さらには1065についてはヴィヴァルディの作品をパクって自分用に編曲!
(当時は著作権が存在しなくてヨカッタですね…訴えられますよ)

ざっくりとお薦め作品を…

・BWV1052
 コレ、誰が聞いてもカッコいいと思うんじゃないかなっていうパワフルな作品です。
 ちなみにヴァイオリンでも演奏されますけど、僕はチェンバロのほうが好き。
 ただし、かなりの難曲なので生演奏でノーミスで聴けたらラッキーですよ!

・BWV1055
 元々オーボエダモーレ(ちょっと大きめの音の柔らかいオーボエ)用に
 作曲されたものだとされています、実際にオーボエダモーレで演奏する時が多いです。
 旋律に和音が出てこないとか音階進行が多いとかいかにも管楽器用という匂いがします。

・BWV1062
 2台チェンバロの協奏曲ですが2本ヴァイオリン版もあります。
 合計20本の指で弾きまくりますから迫力はチェンバロ版のほうが勝ち、
 でもヴァイオリン版だと旋律がハッキリと聞こえてそれはそれで面白いかも。

・BWV1063
 3台チェンバロの協奏曲です、名手が3人揃わないと悲惨な結果になる恐ろしい曲です…
 YouTubeで探すとなぜか懐かしいラベック姉妹+1名での演奏が見つかります。
 ラベック姉妹の二人はフォルテピアノという楽器を弾いてます。(知らない世代?)

http://www.youtube.com/watch?v=NCTR7AQIzbw

・BWV1065
 ヴィヴァルディの4本のヴァイオリンのための協奏曲をパクった作品です(笑)
 なかなか同じ性能と音色の特性を持った楽器が4台揃わないので、
 ライブで良い演奏を聴くのは結構難しいかな~?でもカッコいいです。
 コレもラベック姉妹登場のYouTube発見!

http://www.youtube.com/watch?v=YpJIVrNsir8

 フレーズ弾き終わった後に隣のおにーちゃんに「ボクちゃん、シッカリ弾くのよ!」
 のようなプレッシャーをかける表情が笑えるけれども怖いです…

・BWV1059
 コレがかなり胡散臭い曲でして…楽譜が冒頭数小節の断片しか残っていない…
 残っている断片がBWV35という作品の冒頭と同じということで、
 そこから様々な復元がされていますがオーボエ用という説もあります。
 (ただし、この曲オーボエで吹くと間違いなく窒息してぶっ倒れますよ!)

番号順を無視してBWV1059を最後に残したのは訳がありまして…
YouTubeでかなりバッハっぽく復元した音源を見つけちゃいました~!(嬉)

http://www.youtube.com/watch?v=k_ZO9LKNBZE

元ネタとされているBWV35の楽譜が画像として流れていますので、
復元バージョンを聴きながら元ネタの楽譜と比べてみると面白いです。
元ネタそのままをチェンバロに置き換えているんじゃなくて、
「きっとバッハが自分でチェンバロ弾いて名人芸を披露するならこうなるだろう」
という解釈でかなり本格的に他の協奏曲などを意識して再現されています。
久しぶりに衝撃的な演奏でしたのでこの曲はちょっと長めの薀蓄を並べてのご紹介。

ちなみに元ネタをそのまま再現するとこんな感じ

http://www.youtube.com/watch?v=BKKgMrqBG4U

これはこれでスッキリしていて好きですけど、縦横無尽に駆け巡る醍醐味が薄いかも…



上に紹介したYouTubeからイロイロと辿っていくと、
バッハのチェンバロ協奏曲、制覇できるんじゃないかな?
バッハがヴィヴァルディをパクりをしたように逆にヴァイオリンやギターなんかに
しっかりとパクられているバージョンもあってお薦めです。

週末時間があればバッハ三昧なんて如何でしょうか?
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因果な一曲 [音楽]

ちょっとHIVやら医療とかの話題は今日は一旦忘れて…

「J.S.Bach ヨハネ受難曲 BWV245」

中学、高校と吹奏楽に浸って派手な曲ばかり吹いていた頃に、
ある意味では僕の人生を狂わせた(笑)魔の一曲でもありますが…
高校2年のときに何気なく聞いていたFMラジオから流れてきたのがコレ。
バッハの大きな宗教曲は他にもありますが、個人的にはこの曲が一番好きです。

個人的なお薦め演奏はこちらの二つです。
大編成の迫力で押しまくる演奏もありますが、僕は小編成のほうが好きですね。
「オーケストラと合唱団」というより「声楽と器楽の室内楽」といった趣きで。
(得てして古楽好きというのはこういう発想なんですよ…)

http://www.youtube.com/watch?v=0Ct0yQVekJs
http://www.youtube.com/watch?v=QJ0Vgb99tsQ

この二つを比べると楽器の編成とか合唱の規模とか違いますけど、
この曲にはイロイロな改定版があってそれぞれ面白いです。
興味がある方は「BWV245」で検索してみてください。
大きな版の違いでも4つ、細かな部分も違いに加えると無限になります…

*動画ついてますのでちと重いです…

冒頭の不協和音と声楽の入りのパワーに圧倒されてしまいました。
(二本のオーボエを半音でぶつけるなんて当時の自分の耳には斬新な響きで)
その時のインパクトは相当なものだったらしく、一応進学コースにいたのに
周囲の反対を押し切っていきなり音楽大学を志してしまったくらい…

あの時FMでこの曲が流れていなかったら今頃はどうしてたんだろ?
やっぱり医学部目指して塾通い続けてたのかな?
いつの間にか授業後は進学塾ではなくレッスンになってました。
(医学部に進んでいたら何科を専攻していたのかな~?)

夢叶って何回かこの曲を演奏することが出来ました。

しかも何の因果なのか最初にまともなギャラを頂いたのもこの曲だし、
そして最後にまともなギャラを頂いて演奏活動休止したのもこの曲でした。
さらにはウチの相方と初めて出かけたコンサートもこの曲…

なにか運命のようなものを感じずにはいられない曲なのですよ、
いつも初心に戻るときにはこの曲でリセットかけてます。
何度もリセットしないといけない生活も如何なものかと思いますがね…(苦)


ちなみに…
最初の動画に出演しているイエス/バスの「ステファン・マクラウド」
このヒト、ウチの相方には言えませんが、ムチャクチャ大好きなタイプです…(爆)
ルックスも声も素敵です~!

追記:
二つ目の動画で向かって合唱右から4番目も「ステファン・マクラウド」です。
最初の動画はオープニングだけですが、こちらはアリアも聴けます。
この時はまだ若くてヒゲもなかったんですが、今のヒゲがある顔が素敵!(笑)
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血が騒ぐ~! [音楽]

そろそろ血が騒いできました、「楽器吹きた~~~~~い!」(笑)

ITP症状でPLTがジリ貧だったときに、
「その状態で楽器吹いて血圧あがると…わかりますよね?」
といわれて泣く泣く封印した経緯があります。
「え、何年もかけてようやく納得のいく一本探し当てたトコロなのに…」
もう自暴自棄でしたよ、ストレス発散どころかストレス蓄積!

HAART開始してPA-IgGも正常化して免疫異常でPLT破壊は止まったので
もう解禁してもいいよね?いいよね?いいよね?(笑)
でも最近中性脂肪(TG)高いから血管切れるんじゃなくて詰まる心配…
ま~、先週からTG下げる薬もらっているのでもうちょっとしたら
全般的に落ち着くんじゃないのかな~とか楽観的に考えてます。

この病気、気を抜いちゃ言えないけれども、楽観的じゃないと勝負できませんから。

復活するときには絶対に吹きたい曲があるですよね、
ラフマニノフのヴォカリーズとカッチーニ(伝)のアヴェマリア。
コレ絶対に復帰第一回目のコンサートに組み込みますからね!

ぼちぼち練習開始しようかな?
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