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Dr.とお別れ [通院]

昨日はこれまでお世話になったDr.の最後の診察でした。
今月末で病院を辞められるとのことだったので、
本当は来月の通院だったのですが繰り上げて行ってきました。

HIV関連の数値的には特に問題なし。
VL数も検出限界以下を維持しているし、
CD4の値も700弱ということで連続して安定。

とりあえず一安心…
のはずなんですが、僕の場合そうはいかないのです。
聞いた話だと多くの患者さんはVL、CD4をチェックするだけ
他の検査データをあまり気にしないそうなんですが、
(気にするといっても中性脂肪くらいみたいですね)
僕は全データを確認しちゃうんですよね。
そして気になる項目(HとかLとか注釈ついてる)があると
「この数値が標準範囲外なのは原因として○○だからですか?」
とか質問攻めにしちゃう悪い癖(?)がありまして(笑)

Dr.も基本は内科、しかも血液内科なのでイロイロと教えて頂いてます。
ナースにその話をすると
「あなた、患者でしょ?研修医じゃないんだから~!」
といつも笑われてからかわれてますけども、
こういう性分なんで仕方ないですよね、迷惑かもしれないけども(-_-;)

昨日もそんな感じで診察自体はすぐに終わっちゃって、
その後は毎回恒例のHIV講座の始まりです。
コレが講座とかいうレベルじゃなく、ほぼ学会!(笑)
昨日はHIVの薬剤耐性獲得メカニズムとアミノ酸配列の話でした。

「薬剤耐性のメカニズムって薬飲み忘れるからでしょ?」
と突っ込まれそうなんですが、それよりややこしい内容で盛り上がってました。
「飲み忘れをして薬剤耐性を獲得するHIVにはどのような変化が起こっているのか」
という次元での薬剤耐性のお話です。

なぜかDr.は楽しそうに話してましたね~、コッチの研究が専門の方ですから。
僕も文系ながら理系な人間なので、こういう話を聞くのは楽しいんです。
だから毎回こういう話で盛り上がっちゃって診察はそっちのけ、
そして終わってからナースにからかわれるのがいつものパターンです。
これまでにお話し聞いた内容ってどんなのがあったのかな?って思いだしてみると…

・白血球の元になる細胞がどうやってリンパ、単球、好中球などに分化するか
・マクロファジーのことについて
・骨髄からどのようにして血液成分が分角していくのか

などなど…

ホントに血液内科の勉強しに通院しているようでしたね。
でも、イロイロと知識もついたし、まだ学会で発表されていないような
最新の統計情報とか薬の話とかもして頂いていたし、
「賢い患者になる」ためのネタをたくさん頂きましたよ。
こういう頭デッカチな患者は「如何なものか?」
と思う方もいらっしゃる方もいると思いますが、
これから一生向き合っていかなければいけないこの病気、
しかもシビアな服薬、自分の状態を把握することなどを求められているならば
「知識って必要なんじゃないのかな?」と自分は思っています。
(ま、僕の場合はマニアックな方向に進んでいるとは思いますが)

ネット上には情報氾濫していて古い情報や間違った情報もありますけれど、
それはちゃんと取捨選択して自分の持っている情報を常にアップデートしていくのも
この病気と向き合っていくのには必要なことなんじゃないかと思ってます。
そのためにもDr.にも話を聞いて自分の情報が正しいかを確認したり、
自分が知らないまだネットにも出ていないような最新の情報を得たりすることは
大切なことだと思って実践しています。
(コレは個人的な考えなので人それぞれのスタンスで構わないと思いますよ)

昨日も新しい薬の話や、ある薬の想定されていなかった問題点とか聞きましたけど、
まだ公に発表されていない情報なのでココでは内緒にしておきます。
読んでいる方に変な期待や不安を与える必要もないですからね。
*気になる方には内緒で教えます(笑)

来月からこういう話が出来る先生がいなくなっちゃうのはさみしいですね、
次も血液内科系の先生に担当して頂けると個人的には嬉しいんですけどね。

発覚から1年経過して、無事にやっていることに感謝した昨日なのでした。

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